もくようヒマラヤ通信(遠征20日目)

もくようヒマラヤ通信(遠征20日目)平成30年11月14日(水)いつもの午後8時半頃To隊員より
スマホに電話あり、
午前中は仏教施設回り
午後は買い物、今は立花さんの知人宅での食事会で移動中
詳しくはYhooボックスで通信するとの事でした。
少しづつ皆さんの体調は回復している。
 以上

事務局
今回のTo隊員による
下記の通信記録でカラパタール登頂の感動の裏に想像を絶する苦しさを克服された
隊員の皆さんに改めて拍手を送りたい、おめでとうございます!
宮崎空港に帰宮の日(11月17日土曜午後6時50分)は双石木曜会の皆さんでお出迎えをしたいもんです!
もくようヒマラヤ通信、1年前の準備段階からのブログをまとめました

今回こそは先日買ったスマホの通信記録をする器具を
活用してみたがどうも上手くいかない、早く日本語仕様書が届かないかな!

以下yahooボックスの通信記録

 11月14日(水)
今日も、カトマンズでの予備日です。9時から希望者で史跡巡りをしました。
スワヤンブナート(猿寺)にはその名前の通り沢山の猿いました。
チベット仏教とヒンズー教の融合も見られ興味深いものがありました。
ボーダナート(チベット仏塔)は、数年前の大地震でほとんど壊滅状態となったそうですが、
立派に再建されていました。1周200mもあろうかという巨大な仏塔でした。
両方とも信者にとって聖地です。
また一般の人にとってもパワースポットとなっていて、たくさんの人であふれていました。

観光は午前中で終わり、午後からはそれぞれに買い物や観光、休養に当てました。
夜は立花さんが懇意にしているミンマさんのお宅に招待されていって来ました。
家族以外にも親族を含めての大歓迎に驚きました。
沢山のご馳走を準備して頂き家族、親族、遠い親戚まで、
関係を説明されても分からないぐらいの多くの人との夕食は素晴らしいものでした。感謝(上の写真)

TO隊員のひとりごと
*全125キロメートル、15日間のトレッキングで一番きつかった日を上げると皆間違いなく
「カラパタール(黒い石)登頂の日」を上げる。ただでも前日は今までで一番高いゴラクシェップ(5140m)だ。
体の準備が追い付かず、トイレに行くだけでも息が上がり苦しい。
シュラフを出し入れするにも時間がかかりハ~ハ~いう状況だ。

そんな中、朝5時の真っ暗な中ライトを付けて歩き出す。目指すは5550mのカラパタール山頂。
息苦しさと寒さと強風との戦いだった。体感温度は氷点下20度位ではないかと思う。
寒くてきつくて苦しくてたまらない。
そういう状況になると脳は勝手に反省を始めるらしい。
こんな苦しい思いをするのは、あの時のあの行動が悪かったからだ。

17年前フーデリーで豆腐を2丁買ったのにレジで1丁分しかカウントされていなかったことを黙っていたので
今こんなに苦しい思いをしないといけないんだとか、みみっちい私はしみったれた反省をしながら黙々と登り続けた。
ガイド、ポーターを含めて7人が登頂した時は感動だった。
エベレストまで8Kmのところから直接この目で世界一の山を見ることができた。
写真も撮った。とっとと降りよう。下山中の私の脳は反省の固まりではなかった。
早く下山して温かいものを口にしたい。
「喉元過ぎれば反省を忘れる」私の脳は、やはりいい加減だった。

*トレッキング最終日に、ルクラでサクセス(成功)セレモニー(儀式)を行った。
文字通り当初の計画であるカラパタール登頂の成功を祝ってのものだ。具体的には我々隊員とそれを支えてくれたガイド(文字通りガイドをする他に、ロッジの手配、食事の世話、ポーターとの連絡調整等)、ポーター(荷物を運んでくれる人、今回は最初4名)が集まりお礼のボーナスを渡す場となる。
我々隊員はカラパタール登頂を改めて喜び、ガイド、ポーターはボーナスを貰って喜ぶ。
なかなかハッピーなセレモニーだった。

もくようヒマラヤ通信(遠征19日目)

※下のShow slideshow(スライドショ-)はS隊員よりラインで画像の送信あったもの(11月13日)、何回見てもいいね感動が伝わってきます!

11月13日の報告(To隊員)同日yahooボックスに通信あり
今朝は8時半からホテルでの朝食。日本のホテル程では無いものの必要なものの揃った素晴らしい朝食でした。
今までの生活を考えると桃源郷です。
9時半から、ガイドのペンバさんに案内してもらっての観光。
ネパールのヒンズー教総本山的な感じの「パッシュパナート」に行きました。

ガンジー川支流の一つに接しています。木材を積上げ亡骸を燃やしているところや灰を川に流しているところを見ました。
文化や宗教の違いを目の当たりにしました。
午後はフリーでした。そそれぞれにゆっくり休んだり、買い物を楽しんだりしました。

TO隊員のひとりごと
(今はカトマンズにいますが、トレッキング中のひとりごとです)
*エベレスト街道を歩いていると、
刺激がなく糞をよけることや皆さんに迷惑をかけないようにひたすら黙々と歩くことしかありません。
そうすると脳は勝手に考え始めます。

多くの隊員が考えていたことは「日本に帰ったら何を食べようか?」でした。
ある人はうどん、かつ丼、すし等皆さん同じようなことを考えていました。
私のような俗な人間は、「あのスナック(10年ぐらい前に一度連れて行かれただけの店)のママの顔をみたいな」的な事まで脳が勝手に考え始めます。
これもまた一種の高山病でしょうか?それとも根っからのスケベ根性なのでしょうか?

*高く登る程に空気が薄く、またすんでくるようです。今回のトレッキングが天気に恵まれたこともあり、夜になると満天の星空 が見られました。夏の大三角、カシオペア座、オリオン座等素晴らしい星空を手が届きそうな感じで見ることができました。
一度でも星の観察会をしたかったのですが一回も出来ませんでした。

何故なら、皆さん疲れ切って星どころではない事。もう一つの理由は、寒くて早く寝袋に入って休みたいという思いからでしょう。トレッキング中は、いつも7時から8時の間には寝ていました。
そうです、トレッキング中は皆幼稚園児のような生活のリズムを守っていたのです。

多分このリズムも高山病の一種だと、何でもかんでも全てを高山病にしたがる自分がいます。
(本当は薄い空気で認知症が進んでいるのではないかという思いをごまかすためなのです。)
カトマンズにもフランス人形がいたらいいな、と妄想しつつ寝ます。
木曜会の皆様おやすみなさい。

※事務局より(行程計画参考)
今後の予定は11月15日(木)までカトマンズ滞在
ルクラからカトマンズ滞在まで利用する小型機は天候不良の欠航が多いための措置です。
カトマンズ滞在中はボ-ダナ-ト(チベット仏塔)スワヤンブナ-ト(猿寺)、パジュパテイナ-ト(ヒンドウ-教寺院)等の
世界遺産巡りや、トレッキング用品店、お土産屋さん等での買い物など・・・

16日 ホテルから空港(カトマンズ・トリブバン空港)へ ~キャセイパシフイック便で香港へ
17日 香港~福岡~宮崎空港着  18時50分

もくようヒマラヤ通信(yahooボックス)

yahooボックスに久しぶりに通信があった(下記)

写真説明(上)
本隊が無事にカトマンズ到着。N隊長と9日ぶりにホテルにて再会する。

立花談
11月12日7時起床、8時15分ルクラ空港に向う。
飛行機は2時間ほど遅れ、10時30分離陸。
11時頃カトマンズ到着。
ホテルロビーにてN隊長と9日ぶりに再会を果たす。

皆疲労は蓄積しているが喜びの再会だった。
その後日本食を全員で食べる。
17日ぶりの味に皆感激する。
その後ホテルにて入浴、ゆっくり過ごす。

T隊員は右手人差し指と中指に負った凍傷の治療の為に立花と共に病院へ行く。
感染防止の処置をして、自然治癒をはかる。
また発熱もあったため、点滴を受け体力の早期回復をはかる。
明日は疲れの残っている隊員は休養、他の隊員はカトマンズ市内の世界遺産観光の予定。