針生検の結果(癌の告知)

平成24年8月6日(月)の前立腺針生検の結果を今日平成24年8月20日聞きにいきました。(この日は忘れられない衝撃の日となった)
宮医大の3階泌尿器科は満員状態
時間は午前11時でしたが
多くて11時40分頃に呼び出しがあり
検査結果の説明の前に家族の方等が付き添いで来られていれば
ご一緒にお願いしますと言われて・・もしかしたらと頭をよぎりました。
先生の説明を奥と並んで聞く事にした
別紙の「病理組織診断報告書」を見ながら開口一番、残念ながら癌細胞が見つかりました!
癌確率は20%だったので
ある程度の覚悟はしていたものの、まあ~大丈夫と思っていましたが
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今回の摘出細胞12ヶ所の検査結果は
半分の6ヶ所に癌細胞が見つかる 又3ヶ所(4・8・9)に判断の難しい異型腺管がありました
グリソンスコアの結果は
NO.2: 3+4=7(35%)
NO.3: 3+3=6(<5%)
NO.5: 4+3=7(10%)
NO.6: 3+3= 6(20%)
NO.10: 3+3=6(10%)
NO.11: 3+3=6(5%)

上の図「グレ-ド」は
悪性度を「グリソン・スコア(Gleason Score)」で5段階に分類する
下に下がるほど悪性になる(私の場合は3と4)
右上の青い数値、点数が大きいほど悪性度が高いということになります。
一般的に、グリソン・スコア 6以下はまずまずおとなしい癌、
8以上は、かなり悪性の癌とされているそうです。
私の場合は数値の中に7が2ヶ所含まれているのが気になる
「7」は、前立腺がんの中で最も多いパターンで中くらいの悪性度の癌細胞との説明
話しは次々と進み
骨、リンパ等の癌転移状況を調べるため
CT骨シンチで検査8月31日(金曜)
を見て
結果は9月3日(月)
今後の癌の処置を次のどれかにするかを考えておいて欲しいとの事でした。
① 手術 (全摘手術) 開腹、腹腔鏡、ロボット支援手術
② ホルモン治療
③ 放射線治療
④ 抗がん剤
先生の考えを聞いたら副作用は有るけどまだ若い?ので
①番の手術を進めるとの事でした。
ただ、半年先まで手術予約が詰まってるから、それ以降になる。
問題は手術が出来れば良し、もし他に転移していたら
その手術さえ出来ないのだ。
9月3日までは不安の日々が続く・・・
検査結果を娘、妹にも連絡 妹はショックを受けていた。
あと数年間は大丈夫だからと説明するが・・・
まだまだ、お酒も飲みたい、山にも、旅行にもとの思いが頭をよぎる。
癌の宣告を受けた今日、やはりショックである、これからの生き方が変わるだろうか・・
いや、変えないと行けないのだ。

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上の表で私の場合は「中リスク群」になる
以下サイトより転写
前立腺がん
全がん中もっとも増加の著しいがん。2020年には肺ガンに次ぎ発症者が第二位になると言われている癌。現在、毎年30,000人近くが発症し、8,500人が死亡している。日本人のガン死亡第7位。発生率は男性10万人当たり10人程度。50歳以上の男性の300人に1人がこのがんにかかるから要注意。60歳から急増し、70代がピーク。症状がないことが多く、気づいたときには転移していることがあり、転移していると厳しいので、普段からPSA等で定期的に検査をしておくことが重要。ヘビースモーカーは悪性度の高い前立腺がんに罹患する比率が高い。ただ、前立腺がんと言われても慌てる必要はないらしい。というのは、前立腺がんが1cmになるのに36年かかり、2cmになるのには更に3年かかるらしいので、セカンドオピニオンも参考にして、どんな治療法で攻略するかをじっくり考えよう。
参考サイト
前立腺癌を体験した人々の語りは大変参考になります
②「前立腺癌の症状と治療の初期から末期まで
③ 国立がん研究センタ-の前立腺癌について
宮崎医科大学付属病院