「前立腺がん」カテゴリーアーカイブ

治療法の選択

平成24年9月28日(金曜日)は
宮崎医科大学の泌尿器科へAM 11:00いつもの待合席で
待機していると、現職時代の同僚Sさんが・・
同じ病気仲間とは、お互い顔を見合わせて笑う
名前を呼ばれて入室、今回はM先生(3人目)
私のカルテを見ながら話し合い
結局、私の病状の場合、手術にするか放射線治療にするか
選択できるので1週間あとの10月5日に再度話し合い
s26_12953351809403.jpg治療法はその判断を私に一任
でも・・
放射線治療についてはよく解らないの判断しかねる。
同医大の、放射線科に電話して10月1日に面談することにした。
会う前に私自身もいろいろ調べてみる必要がある。
現在 宮崎医科大学にある放射線装置は
リニアック放射線治療装置」で2010年に導入されている。
この装置の事もくわしく聞いてみたい
以下宮医大のホ-ムペ-ジより抜粋
1. 高圧X線治療装置(リニアック、ライナック)装置
人工的に高エネルギーのX線あるいは電子線を発生させる装置で、体の外から決められた範囲に決められた放射線の量を照射し治療する装置です。X線CT等によって得られた人体の3次元データを元に、治療に使う放射線の種類、エネルギー、照射範囲、照射方向、放射線量を決めて治療を行います。
高圧X線治療装置を用いた定位放射線照射では、高圧X線治療装置の回転と治療ベットの回転組み合わせて小病巣に多方向から放射線を照射します。

全摘手術と放射線治療
両方どちらの治療にも一長、一短がありそれなりの副作用がある。
東京医科大学病院の0先生の説明では、治療効果は同等との話でした。
つまり新しい放射線治療であれば根治的治療が出来る。
ちなみに宮医大泌尿器科で聞いてみた・・
私と同じ様な症状の方の(ステ-ジ2)
皆さんは、どちらを選択されてますかと
だいたい半々だそうである。
ネットでも詳しくしらべてみた
参考になったサイト 
症状に適した前立腺がん治療法  次の表はネットより
cure-table.png
前立腺がんは放射線治療に向いているがんの一つで、米国では今や前立腺がん治療の7割以上を放射線治療が占めている(抜粋)



手術用ロボット da Vinci(ダヴィンチ)

今日9月3日は8月31日の
骨シンチとCTの検査結果を聞きに宮崎医大まで行く
3階の泌尿器科待合室で待っていると番号を呼ばれる、いよいよかと・・・不安な気持ちを抱え
D4番の部屋へ 前回の確率の件もあり、今回も、もし、転移していたらとの思いが頭をよぎる。
、担当医のK先生から資料見ながら異常(前立腺癌転移)無しを告げられる
あ~良かったと、胸をなでおろす、これで手術が出来る、やれやれです。
ひとやま越えた感じでした。
今後の治療について私の希望「ダ・ヴィンチ」のロボット手術を言いましたら
(残念ながらこの機械は宮崎県には無い日本で現在32台くらい)
K先生の強い推薦もあって
もっとも実績のある
東京医科大学病院」でダ・ヴィンチによる全摘手術を行う事にしました。
近いうちに紹介状とデ-タを持参のうえ上京して
受診手続きの予定です。
(宮崎医大からの紹介状とデ-タは約1週間後に受領予定)
受診してOKになれば、手術と入院の手続きになる
今日の電話では手術は申し込みが多いので約4ヶ月先になる見込み?
ダビンチ.jpg 左図ダ・ヴィンチはロボット部と操作部、助手用のモニターなどで構成され、ロボット部には先端に鉗子やメスなどを取り付ける3本のアームと1本のカメラが装着されています。術者はケーブルでつながったコンソール(操作台)に座り、中に映し出される3D画像を見ながらアームを操り、患部の切除や縫合をします。ネットより
「ダヴィンチ」手術は、鏡視下手術と同様に患者さんの体に小さな穴を開けて行う、傷口が小さい低侵襲の手術です。この術式は出血量を極端に抑え、術後の疼痛を軽減、機能温存の向上や合併症リスクの大幅な回避など、さまざまなメリットがあります。
なにより良いのは、この最新医療機械「ダヴィンチ」手術が今年の4月より保険適用の対象になったことである。
ロボット支援手術
前立腺がんに対するロボット支援手術が日本でも保険適応になりました。(朝日新聞朝刊)
アメリカでは前立腺がんでの前立腺全摘除術の85%がロボット支援手術となっています。
遠隔手術の可能性を含め、整形外科領域でも広く使われる日が来るかもしれません。
東京医科大学病院
〒160-0023
東京都新宿区西新宿6-7-1
TEL : 03-3342-6111(代表)
東京医科大学泌尿器科



骨シンチとCT検査

8月31日(金曜)は前立腺がんの
骨、リンパ腺への癌転移状況を調べるため
骨シンチ&CTの検査を宮崎医大で行う
時間は午後1時からの予定、検査のため昼食は抜き
骨シンチの検査は、事前(12時50分)に注射して2時間経過後の検査になる
骨シンチグラフィーとは(ネットより転写)
 骨シンチグラフィーとは、前立腺癌が骨に転移しているかどうかを確認するための診断法です。これは、骨格の画像を写すことによって骨の異常を観察する方法ですが、同じく骨を撮影するX線と比べると、より早く病変を発見することができるという特長があります。
 撮影の際は、骨に集まる性質を持つ「アイソトープ標識燐酸化合物」と呼ばれる液体を用います。これを静脈に注射し、約3時間後にシンチカメラという専門の装置で全身のシンチグラム(骨の画像)を撮影します。
②CT検査 
CT検査とは、X線により体を輪切りにした断面(横断面)の画像を撮影することができる検査です。
CTとは、Computed Tomography(コンピュータ断層撮影)の頭文字です。
CTでの検査は、患者さんが寝台に横になって、穴の開いた装置(5円玉を立てたような感じの大きな機械)の穴の部分に体が自動的に通っていきながら撮影します。検査時間はだいたい20分ぐらいです
imagesCA8Q1655.jpg
CTの検査はあらかじめ造影剤を注射する。
1時50分ごろ検査終了して2時45分に1階の骨シンチ受付に行き
注射の効果でるころに、骨シンチの検査を受ける(写真)時間は約20分
二つの検査が終わったのが午後3時20分
骨シンチ&CT検査費用は8,280円(1割負担)でした。
流石にお腹すいた・・・そのあと和みうどん店へ・・・
検査結果は9月3日の月曜日に・・結果説明がある(転移が無いことを祈るのみ) 



針生検の結果(癌の告知)

平成24年8月6日(月)の前立腺針生検の結果を今日平成24年8月20日聞きにいきました。(この日は忘れられない衝撃の日となった)
宮医大の3階泌尿器科は満員状態
時間は午前11時でしたが
多くて11時40分頃に呼び出しがあり
検査結果の説明の前に家族の方等が付き添いで来られていれば
ご一緒にお願いしますと言われて・・もしかしたらと頭をよぎりました。
先生の説明を奥と並んで聞く事にした
別紙の「病理組織診断報告書」を見ながら開口一番、残念ながら癌細胞が見つかりました!
癌確率は20%だったので
ある程度の覚悟はしていたものの、まあ~大丈夫と思っていましたが
06.gif
今回の摘出細胞12ヶ所の検査結果は
半分の6ヶ所に癌細胞が見つかる 又3ヶ所(4・8・9)に判断の難しい異型腺管がありました
グリソンスコアの結果は
NO.2: 3+4=7(35%)
NO.3: 3+3=6(<5%)
NO.5: 4+3=7(10%)
NO.6: 3+3= 6(20%)
NO.10: 3+3=6(10%)
NO.11: 3+3=6(5%)

上の図「グレ-ド」は
悪性度を「グリソン・スコア(Gleason Score)」で5段階に分類する
下に下がるほど悪性になる(私の場合は3と4)
右上の青い数値、点数が大きいほど悪性度が高いということになります。
一般的に、グリソン・スコア 6以下はまずまずおとなしい癌、
8以上は、かなり悪性の癌とされているそうです。
私の場合は数値の中に7が2ヶ所含まれているのが気になる
「7」は、前立腺がんの中で最も多いパターンで中くらいの悪性度の癌細胞との説明
話しは次々と進み
骨、リンパ等の癌転移状況を調べるため
CT骨シンチで検査8月31日(金曜)
を見て
結果は9月3日(月)
今後の癌の処置を次のどれかにするかを考えておいて欲しいとの事でした。
① 手術 (全摘手術) 開腹、腹腔鏡、ロボット支援手術
② ホルモン治療
③ 放射線治療
④ 抗がん剤
先生の考えを聞いたら副作用は有るけどまだ若い?ので
①番の手術を進めるとの事でした。
ただ、半年先まで手術予約が詰まってるから、それ以降になる。
問題は手術が出来れば良し、もし他に転移していたら
その手術さえ出来ないのだ。
9月3日までは不安の日々が続く・・・
検査結果を娘、妹にも連絡 妹はショックを受けていた。
あと数年間は大丈夫だからと説明するが・・・
まだまだ、お酒も飲みたい、山にも、旅行にもとの思いが頭をよぎる。
癌の宣告を受けた今日、やはりショックである、これからの生き方が変わるだろうか・・
いや、変えないと行けないのだ。

 120820.gif
上の表で私の場合は「中リスク群」になる
以下サイトより転写
前立腺がん
全がん中もっとも増加の著しいがん。2020年には肺ガンに次ぎ発症者が第二位になると言われている癌。現在、毎年30,000人近くが発症し、8,500人が死亡している。日本人のガン死亡第7位。発生率は男性10万人当たり10人程度。50歳以上の男性の300人に1人がこのがんにかかるから要注意。60歳から急増し、70代がピーク。症状がないことが多く、気づいたときには転移していることがあり、転移していると厳しいので、普段からPSA等で定期的に検査をしておくことが重要。ヘビースモーカーは悪性度の高い前立腺がんに罹患する比率が高い。ただ、前立腺がんと言われても慌てる必要はないらしい。というのは、前立腺がんが1cmになるのに36年かかり、2cmになるのには更に3年かかるらしいので、セカンドオピニオンも参考にして、どんな治療法で攻略するかをじっくり考えよう。
参考サイト
前立腺癌を体験した人々の語りは大変参考になります
②「前立腺癌の症状と治療の初期から末期まで
③ 国立がん研究センタ-の前立腺癌について
宮崎医科大学付属病院



前立腺針生検

平成24年8月6日(月)は14:10からの
前立腺生検は宮医大の泌尿科で・・
受付で待っていると呼び出しがあり
別室で担当医から検査の前に詳しく
検査概要についての説明がある。
先日のMRIの検査結果も聞いたら
特別見当たらないのでまんべんなく
全域にわたって細胞を採取するとの事
また、しばらくして名前を呼ばれる
部屋に入ると看護婦さんからの指示で上は自宅からの半袖姿のままで、
下は用意されてあった布パンツ一枚で点滴器具と一緒に
バスタオルで腰を巻いたまま
処置室へ移動する。
手術台みたいな上に仰向けに、
不安いっぱいで気持ちの良いものではない。
tbisk1.jpg
最初、横向きの猫背になり仙骨麻酔の注射の後、処置台に仰向けに両足をそれぞれ
広げて、少し高い台の上に乗せる、まな板の鯉で観念するしかない
いよいよ針生検開始だ、スティック状の超音波検診機を直腸にさしこまれ、医者はモニターを見ながらふとん針かキリのようなもので会陰から前立腺のここと思う部分を突き刺すわけだ。
義弟から痛いよと・・
話しは聞いてましたが
結構、痛かったです。
検査針を突っ込むときの痛さといったら半端じゃない。細胞採取の時はバチンとバネがはじけるような音がするがこれがまた飛び上がるほど。
スタッフ皆さんのガンバッテのかけ声で
 歯をくいしばり頑張りました!
若いお医者さん2人と若い看護婦さん3人で
麻酔など、大がかりな準備の中
点滴と血圧も測定しながら
約1時間40分うち針生検時間は30分で12カ所の細胞を採る
採取した数を数える看護婦さんの声を聞きながら・・
とても、とても長く感じました。
「前立腺針生検」は検査というよりまるで手術と同じではないか?
それに麻酔も効かないのは何故か?
細胞採ったあとは、台の上でしばし安静
気分が悪いし肛門付近がヅキヅキと痛む
しばらくして点滴をしながら尿をコップに採る
血がまじってない事を確認された後、血圧測定
異常に高くなっていたが、時間も夕方4時すぎでいたので、起き上がり
痛み止めをもらって
一階の会計で精算(1割負担で2,090円)をして、自宅に帰る、夕食あと飲むと
少しづつではあるが痛みがひいた。
検査結果は20日に判明します。
副作用の為
アルコ-ルまた
運動は散歩も含めて3日間は禁止
10日は大腸の検査もあるので・・・
今週、場合によっては来週も断酒です( 泣)
たまにはいいかも?
腹圧のかかる力仕事、自転車、バイク、登山等も出来るだけ
行わないい様、指示がある

前立腺生検について、もう二度としたくないと思った
参考までに検査の合併症はこのサイト



MRI検査

MRI.jpg
平成24年7月5日 午後2時20分より
宮崎医大で
MRIの検査を行った。
MRI(Magnetic Resonanse Imaging;磁気共鳴画像)検査とは、X線撮影やCTのようにX線を使うことなく、その代わりに強い磁石と電波を使い体内の状態を断面像として描写する検査です。
体内の水素原子が持つ弱い磁気を、強力な磁場でゆさぶり、原子の状態を画像にします。検査概要として、患者さんにはベッドに仰向けに寝ていただいた状態で磁石の埋め込まれた大きなトンネルの中に入ってもらい、FMラジオに用いられる電波を身体に 当てることによって、体の中から放出される信号を受け取りコンピューターで計算することで、体内の様子を画像として表します。
体内の様々な病巣を発見することができますが、特に脳や卵巣、前立腺等の下腹部、脊椎、四肢などの病巣に関しては、圧倒的な検査能力を持っています。

imagesCAV8WDIM.jpg
検査の前に同意書、予約受付書、を提出
昼食は抜かれましたか?と念を押され、「はい」と応える
うっかり食べたら検査はアウトかも?
検査部屋に入室すると
金属類(時計、メガネ、入歯、等々)は一切、身体から外し、備えてあった検査衣(上下)
に着替える
指示により寝台に・・・骨盤の部分をがっちり固定
30分~40分の間は仰向けの状態で腰から下は動かさないように
が大事な注意点だった。
検査中は音がガ-ガ-とウルサイが気にとめず半眼状態を保った。
次の段階で右手から造影剤の注射をして再度、検査
検査結果は8月6日の前立腺の生検時に使用する。
検査費用は3260円だった1割負担で助かります。



前立腺がん検診

imagesCAOXRYB6.jpg杉本外科胃腸科医院で定期検診を6月1日に行う
この時、採血した前立腺がん検診でPSAの検査結果
測定値が5.2だった(基準値3.9)ので専門医を紹介された。
そこで6月12日に
泌尿科おおふじクリニックへ行くここでも採血、検尿
今日、6月28日(木)に同病院へ再検査結果を聞きに訪れる。
結果PSA値は5.28だった
先生の話ではさらに詳しい検査が必要との事
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宮崎医大のOO先生宛紹介状を戴き、そのまま初めての 医大へ出向く
ここでも
 検尿
 採血
 超音波(エコ-)検査を行った。
結局
エコ-検査だけでは解らないので針生検を8月6日に予定
その前に7月5日(木)午後2時20分からMRIを撮ることになった。
私の場合
統計によれば癌の確率は10~30%
上の表ではグレ-ゾ-ンに入り8月6日に「針生検」の細胞検査の予定
この結果で異常なしか、「がん」発見かになる。
PSA検査は以前から定期検診の度に行っていたが
歳とともに序々に数値があがってきた。
ネットでしらべると症状がまったく同じなので
納得するが原因は不明である。


参考にしたサイト

①http://kensa.kenko-jp.com/50_1.html#T624
②http://toms.med.hokudai.ac.jp/patient/disease/prostate2/prostate2.html
③http://www.dipex-j.org/pc_topic/a/1111.html