これも運命か?

ここ1週間の間に劇的な出来事がおこった
夏山シ-ズンに向け
今年も白山を皮切りにアルプスの山への計画をたてて
いよいよ実行と
宮崎を7月27日(木)に出発した。出発の前日の朝、弟から
電話で8月26日一緒に富士山に登らないか、今回も充分気をつけてね~
との内容であったが.....
まさか、それが最後の弟の言葉になるとは!!
29日に白山へ登り、翌30日の下山中、ザックの中の携帯電話(マナ-モ-ド)が
長いことなっていたのに、やっと気づき、途中の休憩場所で開いてみたら
弟の突然の訃報の知らせであった。
100歳までは生きると、その見本の様に
人一倍健康に留意し堅実に実行していた、あの弟が...
信じられない、涙が止まらないまま31日に
取り急ぎ帰宮して、そのまま立ち寄り、畳に寝かされている
変わり果てた弟の亡骸と対面.....
いったい何があったのか、元気印を絵に描いた様な弟が何で!何で!
現場に立ち会って居た妹達の話しを聞いてみると
なんと不運な経過である、
7月28日(金)私の通ってる同じジムのプ-ルでの出来事
で、いつもの様に午後の時間からプールで泳いでいた弟は
その日は激しいビート板での練習後、珍しく潜水をしていた
潜水途中に
急に胸を痛みを訴えジムの責任者と、同ジムを経営している
総合病院に救急車で原因が解らないまま運び込まれる。
それまでは適切な処置だったが
その後が問題である。
詳細な経過は解らないが、吐いたりする様子などの容態を見てマロリ-ワイス症候群ではと判断して
約2週間ぐらいで退院出来るのではとの事、
それ(マロリ-ワイス症候群)にそった
処置をほどこして4人部屋に...
ところが
本人が激烈な痛みを訴え喉の下から胸、心臓の廻りが掻きむしられる
思いを伝え、それに対し看護婦が痛み止めの注射をうつが
まったく効果無し
その内おさまり又、激痛(血管が裂けるとき)が走るの繰り返しで
様子がおかしいと担当の看護婦に話すけど、完全看護だから大丈夫だと
取り合わず
又、医師も今までの本人のデ-タを見て心臓なども他の何処も異常ないので
問題無しとの対応で、ほとんどノ-タッチ。
当初診断した病名(マロリ-ワイス症候群)での処置がつづく
胃カメラをしたり、点滴での対処で時間はどんどん経過して行く....
何故その時、その容態を見て看護婦も担当医師もおかしい~と
疑問に思わなかったのか?
解らない時は、他の医師、病院に相談、緊急搬送する等の適切な
判断、処置が出来なかったのか?
24時間体制での集中治療が必要だった患者が....
結局、特別な事を施すこともなく、放置され苦しみながらグッタリと
力尽き最後は
7月30日の午前2時ごろ心臓停止、これまでに約35時間経過...
医師も納得いかないので遺族に解剖させてくれとの事で(今更生き返らない)
解剖の結果、
なんと解離性大動脈瘤 と判明
これは、大動脈が中層から裂ける病気。血管壁は三層になっていますが、大動脈の血管壁が中膜から裂けて内膜と中膜のあいだに血液が流れ込み、その血液が別の出口を見つけるまで裂け続けるものです。
ネットで調べて見ると弟の場合は
血管壁に亀裂を生じるタイプのものは緊急手術の適応です。手術を行わない場合、発症後24時間以内の死亡率は50%、一週間以内では90%と言われています。そのため確定診断後、一刻も早く手術を行うことが必要です。」
との記述
その原因のほとんどは、動脈硬化との事であった。
これは、はっきり言って医療過誤(Medical malpractice)
誤診ではないか...!
いやはや
なんとも、やるせない気持ちである。
病名が解剖して解るとは・・・・
そこに至るまで、いったい何を考えておったのか!
いまさらながら、人の命をあずかっている、
現場医師の認識又対応には、
一所懸命な処置とは、思えず、はなはだ疑問?である。
こんなものかと、そのずさんさに、びっくりし頭にもくる。
結局、病名をはっきり見極められないまま
結果的には適切な処置をすることも無く
苦しみながら亡くなった弟は
さぞかし無念だったろう....悔しかっただろう...
途中の激烈な痛みとの戦い、妹にも「残念だ!残念だ!」
と訴えていたらしい。
なんと、縦に裂けて行った血管の血が心臓に約360CCも
溜まっていたとは...
あんなに人一倍丈夫だった心臓が停止に至るまで、適切な処置もなく
かつぎ込まれた病院で今回の運命が決まり
誤診のまま、最後まで気づかず、死後の病理解剖でわかるとは・・・・
なんたる悲劇!
まったく不運としかいいようがない。
まさかの今回の出来事に
これも運命だと受け止めなければならないのか!
納得いかない
悔しさに胸が張り裂けそうである。
弟が可愛そうで可愛そうでならない。
遺族に、医療費の請求があったらしいが....
これって、どういう意味?今回の患者の悲劇をどうとらえているのか
一体全体どうなってるのか! 
私は、この病院の体質に疑問を抱く
まず、人命第一であるべき病院が?...なにか腑に落ちない。
現実的に医療のこんな現場の実態、体質を知って、そら恐ろしくなった。
こんな事が許されていいのか!
多くの人に、この様な
誤診による、ここの総合病院の実態を訴えたい
泣き寝入りでは、次々と悲しい運命の犠牲者が出てくるのではないか?
● 参考① 解離性大動脈瘤
  参考② 解離性大動脈瘤
● 参考③ 誤診について
● 参考④  役立ちリンク集

「これも運命か?」への22件のフィードバック

  1. 何と言ってよいか言葉に困ります
    ただただ、お悔やみを申し上げます
    本当に酷い話ですね
    いったい、どうなっているんでしょうか

  2. にゃ~さん、
    お悔やみありがとうございます。
    今回の出来事
    弟の自己管理にも
    どこかに何か問題があった結果だと思います。
    それにしても不運でした!
    担当医も人間ですが
    もし立場が逆だったらと...
    言いたいです、ったく頭にきます。
    その人の判断ひとつで
    人の命が決まるなんて....
    あれが
    他の場所で起きていたなら
    きっと救急車で、そういった病院だったろうと...
    ついつい思ってしまいます。
    本人はさぞかし、無念だった事でしょう!

  3. 弟さんの訃報を知りただただ驚いております。
    ビオラさんと、とても仲がよろしかったご様子、兄弟で富士山を登る約束も実現できずにさぞかし無念でしたでしょうね。
    それにしてもこの近代医学の発展してる昨今でこんな事があるなんて信じられない気持ちです。
    ましてやスポーツクラブでの出来事ならなお更素早い搬送と適切な処置が施されて当たり前と思うのに病院側の対応のずさんさ、私も憤りを覚えます。
    ビオラさんやご家族のご心中をお察しいたします。
    どうぞお悲しみのあまり、お体をこわされないよう大切にして下さいませ。

  4. ちゆきさん
    お悔やみありがとうございます。
    私も今回、現場に居てやれず残念だったです。
    まだ、何をしても弟の顔が頭に浮かんで
    来ます。
    そして考えれば考えるほど
    病院側の見当違いの対応処置には
    まったく憤慨し怒りを感じます。
    素早い搬送と適切な処置での死亡なら
    諦めもつきますが....
    逆に胃カメラで気管等を傷つけ
    はなはだしいです。
    こんなのが許されていいのでしょうか!!
    ったく人の命を...
    >どうぞお悲しみのあまり、お体をこわされないよう大切にして下さいませ。
    はい、弟の分まで生きてやります。

  5. 一緒に登った、白山の下山中にこの悲報に触れた時は、大変驚きました。
    翌日宮崎へすぐに戻られた後のことは気になっていましたが、このブログで詳細を知り、怒りが湧いて来ました。
    ビオラさんの弟さんのご無念を思うと、このままで良いのかと思います。
    あらためて弟さんのご冥福をお祈りするとともに、お悔やみ申し上げます。(合掌)

  6. スパさん
    悔しさで今朝も、ジヨギングしながら
    涙が、次々とあふれてきました...。
    自己管理は神様ではないのだから
    人間だから
    万全には出来ないと思います。
    明日は我が身です。
    でも、でも...
     万一なにか生じた時、助けられる
    命も、こんな処置でいいのでしょうか?
    その場に私がいてやれなかったのも
    悔しいです。
    弟の無念をはらしてやりたいです。
    お悔やみ、有り難うございます。m(_ _)m

  7. 弟さん 本当に残念な事ですね。
    お悔やみ申し上げます。
    何も知らず 今日野の花メールに
    bioraさんは 松本に滞在中と
    書いてしまいました。
    仲の良かった弟さんを失われた悲しみは測り知れないものがおありでしょう。
    bioraさんもどうぞ無理をなさらないように。
    ご冥福をお祈りいたします。

  8. youkaさん
    お悔やみありがとうございます。
    事情は、お解りと思います。
    葬式も終わり、ホットしました。
    一段落のあと
    再度、9日から松本に向かい
    息夫婦にも会ってきます。
    先ほど
    野乃花にもコメントしておきました。
    ありがとうございました。

  9. MLにて、弟さんの訃報を知り驚いております。
    弟さん 本当に残念ですね、ブログを拝見しまし、言葉もございません。
    心からお悔やみ申し上げ、弟さんのご冥福をお祈りいたします。

  10. 仲本さん
    今回の件、とても残念です。
    ショックでした。
    まだ、瞼にチラチラ元気な時の
    弟の顔が出てまいります。
    まったくの誤診、弟が可愛そうで
    なりません....。
    これも運命と受け止めるべきですが
    悔しいです。
    お悔やみ戴きありがとうございます。

  11. ビオラさん
    何も音沙汰無く可笑しいな~と思い、気になって覗いてみますと一体全体どういう事でしょう!悲しい出来事が起こってしまった様ですね!
    弟様のお悔やみ申し上げます共に心よりご冥福をお祈り申し上げます。
    きっと悔しかったことでしょう!こんな事かいて不謹慎かも存じませんが入院中にビオラさんに相談の一報が有ったらと思います病院は絶対に一箇所に頼ったら駄目って言う事ですね!!
    私も義理の兄が誤診で死に掛けたことも有ります、我が相棒が医者の不手際を見つけて他の病院に搬送して助かりました、現在でも元気で過ごしています!経験者として私も腹が立ち悔しいです私だったら辛抱 我慢出来ないかも!
    取りとめの無いカキコですみません皆様に宜しくお伝え下さいませ。

  12. 本当に何と言って良いのか言葉が有りません。
    弟さんもきっと燃え尽きたのでしょう!
    ご冥福をお祈り申し上げます。
    これからは弟さんの分も元気に長生きしましょう。

  13. ビオラさん
    信州にいるものとばかり思っていました。
    カトレアさんからのお知らせで知りました。
    ことばもありません。
    おいくつだったのでしょうか?
    ビオラさんの弟さんだったら、まだお若いはず。残念です”
    悔しいですね。
    こんなことで、なっとくしなければいけないのでしょうか。人事ではありません。おかしいですよね。
    病院は、面子や、プライドというものを捨てろとは言わないけれど、いざというときには、潔く、他の処置をすべく次の方法を考えていくべきだと思います。
    危険だと知ったら、山を下山するのと同じです。他の病院になぜ、搬送しなかったのでしょうか?ほんと、腹立たしい。

  14. ほり爺さん
    こんな事が身近に起きて
    人生の無常を感じます。
    考えるほど腹立たしい話しです。
    まったくの誤診です。
    このまま泣き寝入りにはしたくないです。
    すみませんでしたでは...
    もう生き返る訳ないですよ。
    解剖する前にもっと手が打てた
    はずです。
    こんな事が許されていいのでしょうか?
    私も現場に居なくて残念の一言です。

  15. リベロさん
    ブログみて頂き感謝です。
    医療現場の実態には、あきれました。
    こんな事例が相当あると想像されます。
    ほとんど泣き寝入りでしょう...
    私も、どうも胸の内が治まりません。
    時間がたつほど、憎悪が湧いてきます。
    >弟さんもきっと燃え尽きたのでしょう!
    あまりにも急ぎすぎましたね。
    >これからは弟さんの分も元気に長生きしましょう
    弟もそれを願っておるでしょう。
    お悔やみありがとうございました。

  16. アミ-さん
    まさかこんな事になるなんて
    まったく不運でしたよ。
    62歳でした、とても悔しいです
    誤診で死亡するなんて....
    >危険だと知ったら、他の病院になぜ、搬送しなかったのでしょうか?
    きっと危険と感じてなかったのでは?
    どんな医師かしりませんが...
    腹立たしい限りです。
    こんな事、絶対許されません!
    お悔やみありがとうございますm(_ _)m

  17. ビオラさん早速のレスを有り難う御座います。
    早速ですが弟様の為にも、今後の医学の発展の為にも絶対に泣き寝入りは良くないですよ!今後の為、弟様のご冥福のために戦って下さい、応援しています!

  18. ビオラさん、弟さんのことビックリしました。
    こんな運命ってあるのでしょうか?
    違った人が看ていたら、違う病院だったらとか~私も弟さんの運命を受け入れられません。
    診察の結果その判断で治療が全く違う、
    一刻を争う治療を最悪考えなければならないのが病院側だと思った。
    考えがなかったのか、知識、経験不足だったのか、あってはならないことをやってしまった~
    命に関わることはごめんなさいでは取り返しが付かないことだから~
    くやしくってたまりません。

  19. ほり爺さん
    いろいろ聞いてみると
    全国的にも医療の問題がありますね!
    ほとんど泣き寝入りのようです。
    なにかの形で
    今回の弟の無念をはらしてやりたいです。
    平然とこんな事がまかり通るって
    おかしいですよ!
    >医学の発展の為にも絶対に泣き寝入りは良くないですよ!今後の為、弟様のご冥福のために戦って下さい、応援しています!
    まったく同感です、ありがとうございます。
    心強い励ましのことば
    感謝感謝ですm(_ _)m やるだけやってみたいです。

  20. ハナさん
    こんな誤診で、ずさんすぎます
    人の命ですよ…..。
    同じプールで先日まで泳いでいたんですよ。
    場合によっては私だったかも
    思うと寒気がしますよ!
    >こんな運命ってあるのでしょうか?
    まったく同感です、考えると
    諦める事できません。
    不運と言ってしまえばそれまでですが
    >一刻を争う治療を最悪考えなければならないのが病院側だと思った。
    その通りです。
    実態は初見の見当違いの処置です。
    絶対許されない事です。
    一番悔しかった弟の
    無念を晴らしてやりたいです。
    考えれば考えるほど・・・むかつきます!

  21. 8月7日に白馬岳から帰ってきました。ビオラさんから送って頂いたメールが文字化けしていて読めず、そのままになっていました。
    失礼致しました。ブログを読ませて頂き、大変頭にきました。弟さんはさぞかし無念でしたでしょう。同じようなことを他でも聞いたことがあります。一刻一秒でも早く病名、病状を把握すれば一命を取り留めることがあるのに。ほんとに残念です。

  22. Forさん
    おはようございます。
    メールの文字化け、写真の貼付
    もし見られないようでしたら
    宮崎に帰宅して再度、写真を送ります。
    弟の件は、もう少し何とかならなかったかと
    残念でしかたありません、いろんな教訓を
    あたえてくれた様な気がします。
    誤診のまま、あの世に逝った弟はさぞかし
    無念だったと思います。

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