槍ヶ岳登頂を振り返る

今回の私にとっては17年振りの槍ヶ岳で以前は2005年7月に単独で登っていた。
コロナウイルスの関係でアルプス遠征は2019年の後ろ立山連峰以来じつに3年ぶり。

出発は天候の関係で変更から変更、
最初は梅雨明け予想して7月25日だったが今年は異例の関東甲信越地方の早期梅雨明け(6月27日)で出発も7月19日からと早めるが
刻一刻と変化する気象状況で又予報が悪くなり思い切って8月1日からと延期をするが今度は山小屋が予約で満杯

皆さんと中華料理ジャンで日程について話し合い9月1日からと決めたが・・
結局盆明けの8月16日に落ち着いた、有り難い事に山小屋が全部予約できた。
出発まで二転三転、参加も4人で計画していたが結局3人で行く事になった。
Hさんは今年は黒戸尾根(甲斐駒ヶ岳)へ登る事に
今回天候に不安は有ったが今回踏み切らないともう~実現しないと思いある程度の雨を覚悟で16日出発する事にした。

①今回のアルプス遠征いろいろ反省点も多い天候については、100%登山に適した天候はあり得ないのである程度柔軟性をもって実行することだ!
全行程が晴れ渡る事はまず無いと思うこと、半分は雨を覚悟する、でないとなかなか出発できない。
今回も中房温泉出発時の18日は朝から雨、19日は晴れ、20日は正午頃から雨、21日は午後3時頃から雨22日は曇り時々晴と
丸一日雨が降らなかったのは19日と22日の二日間だけでした。
雨で濡れた衣類(雨具、登山靴、Tシャツ等々)を乾かす乾燥室をそれぞれ燕山荘、槍ヶ岳山荘、槍沢ロッジで活用して助かりました。

②ザックの重量は11キロ前後を背負って事前に双石山で朝練をしてはいたものの
いざ本番では減らす事が出来ず結局10キロ~11キロの重さを背負って全行程約40キロを歩き通した。
特に
登山二日目の燕山荘からヒュッテ西岳のゴ-ルまで約9キロは約11時間かけて到着(AM 06:25~PM 05:30)、重いのでペ-スも地図標準時間の1.5倍~1.6倍
身にしみて堪えたので歩きながら次回は8キロまでに必ず努力すると・・重い重いの連発でした。
とくにハシゴなど傾斜有るところではバランスを保ちながら慎重に足下を踏み外さない様に気をつけた。

③高山病
本来ならばお腹すいてるのに全く食欲なく大部分残す事に又お茶掛けをして無理に流し込む有様、私だけでなく同伴者のOさんも同じ症状でした。
疲れのせいもあるがやはり気圧による高山病が影響している。今回、気圧に身体をなじませる高山病対策を出発前にやっておくべきでした。

感想
8月16日(火曜)~23日(火曜)7泊8日のアルプス遠征は全員事故無く無事帰れて良かった。
途中天候の関係で行程の変更はあったもののそれぞれの判断は的確だったと思う。
20日午後風雨が強くなり殺生ヒュッテ経由に変更、槍ヶ岳登頂20日午後を21日の朝に変更 下山コ-スの変更(槍ヶ岳山荘から槍沢経由で上高地へ)
山小屋の早朝5時出発はなかなか実現出来なかった(約1時間~1時間半遅れ)

行程途中、沢山の高山植物には癒やされました、また目を見張るような素晴らしい眺望も良かったです。
それにしてもアップダウンのある40キロの行程を3人良く頑張りました松本市街地での焼き肉は超美味かった。
地図時間の1.5倍~1.7倍の今回ペ-スで有ればまだ登れると確信を得た。
登山アプリの「ヤマレコ」は全行程バッチリ作動してくれ時間と標高のアナウンスも役に立った。
自宅でも正常に「イマココ」が作動してアルプス全行程の歩行記録がバッチリ表示されていた。

お天気アプリは有料版の「登山天気」を参考にして行動に役に立った。

燕山荘付近から朝焼けの槍ヶ岳を望む

東鎌尾根の核心部分、ハシゴ

槍ヶ岳山頂直下のハシゴ

槍ヶ岳山頂

「槍ヶ岳登頂を振り返る」への4件のフィードバック

  1.  杉山会長 様

      槍ヶ岳登頂を振り返る、すべて拝見し、大変参考になりました。
     また、以前は私と同じ、単独行だったのですねえ! 
     よって、参考とさせていただきます。
      まずもって、私も槍ヶ岳登頂が第一。主目的達成のため、他の日程を
     捨てて槍ヶ岳登頂に集中、気を引き締めて行きたいと、また事前の
     運転にも気を付けていってまいります!
      本当にありがとうございます、お3方、大変お疲れ様でした!
                  By ミヤーン

  2. ミヤーンさんおはようございます。
    見て頂き励みになります。
    槍ヶ岳登頂までの
    長い道中、気をつけて行って下さい。
    無事の登頂を祈ってます。
    ありがとうございました。

  3. 槍ヶ岳は5年程前に、、新穂高温泉から槍平小屋から槍へと、帰りは横尾から涸沢へ、奥穂を目指しましたが、雨天で足止めなどで奥穂は断念しました。丁度紅葉でモルゲンロートなど楽しませて頂きました。山は天候でルート変更などで計画も変更となるのその場合の対処も考慮しなければなりませんね! 今はただ、余韻に浸っておられる頃かと、、
    そろそろ次回の計画も? 私も山登り仲間も少なくなりつつ、、もしよかったら大淀の芋太郎さんと一緒に行けたらいいですね!その時は宜しくお願いします。 

  4. 有村さんこんにちは、コメントありがとうございます。
    そうでしたか
    久しぶりのアルプスはやはり良いですね!
    ホントなかなか計画通りには行かないものでその場その場で
    臨機応変に対処することが必要ですね。
    また近場の双石山で鍛え次回に備え?ましょう・・・(;´Д`)

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