念願の槍ヶ岳登頂

以下文書はいちいち会である大宮高第11卒業の最後の同窓会11月23日開催され
これに伴う会報誌(2月発行予定)に槍ケ岳登頂の写真を提出したら
原稿も依頼されて今回作成し提出した文書です。

登山との出会い
定年後同じ地区の方に山の会(宮崎山楽会)に入会しないかと進められて、
健康づくりの為にも良いと思い60歳で入会した。

それ以来、山とは縁が切れず途中前立腺癌の為ブランクはあったが何とか復活して
今日まで21年間続いている。

だんだん趣味がこうじて宮崎県内の山では飽き足らず
幸い息子が在住する長野県松本の家をベ-スキャンプ代わりにして

2005年~2008年には北アルプス、南アルプスの高山を
単独で登頂してきた!(穂高連峰、立山連峰、後立山連峰、表銀座、裏銀座、甲斐駒ヶ岳

2011年からはチ-ム(3人~4人)を組んで登り始め黒部五郎岳、薬師岳
2015年には南八ヶ岳
2016年は南アルプスの白根三山(北岳・間ノ岳・農鳥岳)
2019年に後立山連峰(爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳)

以降2年間は毎年計画書を作成して同伴仲間と打ち合わせ等はやっていたが、
新型コロナウイルスの影響で断念せざるを得なくなった。
今年2022年の夏、ようやく
3年振りに今回の槍ヶ岳(東鎌尾根経由)縦走が実現した。
同じメンバ-とのアルプス遠征は4回目となる

槍ケ岳は2005年64歳の時、単独で登って以来17年ぶり・・・
もう一度あの槍ケ岳に東鎌尾根経由で登って見たいという強い思いがこの81歳になっても挑戦する動機となった。

山行計画は全て山アプリ「ヤマレコ」で計画を組んだ。
数回綿密な打ち合わせ(計画のチェック装備品の準備等々)グループLINEの設定
登山は計画準備等々そのプロセスもまた楽しめるのがいい。

アルプス遠征を成功させ夢を実現する為に、
目標を設定するとそれに向かって
韓国岳大浪池縦走、韓国岳往復、赤松展望台花切山縦走、斟鉢山赤松展望縦走、双石石炭山縦走等々、仲間との合同訓練が9回!
遠征出発前の1ヶ月間は同伴仲間3人でザックを重くし朝練を双石山(小谷登山口出発)で行った。

出発にあたり                                          
現地アルプスの天候の関係で2~3回変更があったものの結局、
8月16日(火曜)~23日(火曜)7泊8日で決行する事にした
同伴仲間は自分を入れ3人になった
いつもの気心の知れたメンバ-である。

今回の総延長距離は中房温泉~上高地までの約40キロと長い。

出発は夕方宮崎港からカ-フェリ-で翌日は電車、タクシ-を乗り継いで
登山口の中房温泉(宿泊先)に到着した。ここは燕岳等登山の為、沢山の人が宿泊していた。
翌日登山1日目の朝は雨の中、雨具着けての出発となった。
 目指すは山小屋燕山荘で標高差1300mを11キロ背負って私を先頭に超ゆっくりペ-ス地図標準時間の平均1.8倍
覚悟はしていたもののザックの重さには閉口した。
出発後5時間、合戦小屋に到着でホットする、ここで昼食をとる、名物スイカは大人気。
さっそく並んで注文する美味しくて一息つく。ここ合戦小屋を出発して尾根が近くなると
沢山の高山植物が目につき癒やされる。夢中でスマホ撮影した、段々と目を見張るような素晴らしい眺望にも癒やされ疲れも吹っ飛びました。

出発あと約2時間で雨が上がりホットしたがゴ-ル近くなるとまた雨が降り出す。
雨の中、山小屋到着はほぼ最後で小屋はすでに満員状態でした。
規定でマスク、体温を計り手の消毒をして受付をすませる(全山小屋共通)
濡れた雨具と翌日の荷物の整理等をして夕食、コロナの関係で寝床はゆったり空間あり早めの就寝をする。
  総所要時間7時間40分

2日目は嬉しい事に快晴、出発前の朝焼けには感動しました、遠く富士山も見えた後は     尾根歩き遠目にそびえる槍の穂先を見ながら
西岳ヒュッテまでアップダウンを約11時間かけて歩くここでも
一番最後に到着、事前に連絡していたので3人分の食事が用意してあった。
3日目はいよいよ東鎌尾根で連続のハシゴが続く・・予定では槍ヶ岳にも登る事になっていたが正午近くまた雨が振り出し予定コ-スを変更して殺生ヒュッテで昼食兼ねて休憩
  ここから見上げると今日泊まる槍ヶ岳山荘が見え最後の気力を振り絞って
  仲間の掛け声にも励まされてやっとの思いで雨の中、山荘に到着(所要時間8時間半)
  さすが人気の槍ヶ岳、宿はここも満員でした。

4日目は朝、運良く雨も上がり晴れ間が見えた朝食あと
身軽な格好でいざ槍ヶ岳山頂へ既に大勢が登頂終えて山頂は我々のパ-テ-3人のみ
    ついに達成しました・・お互いにスマホ撮影する感動の瞬間です。
  下山は予定コ-スの新穂高温泉コ-スを変更して槍沢ロッジに宿泊(所要時間7時間)
   
5日目は上高地へ向かってひたすら歩く結構距離がある長帳場です(所要時間 8時間)
   松本市街地の東横インで宿泊、隣の焼き肉店でお互いの健闘をたたえて
生ビ-ルで乾杯
   皆さん無事下山したことにまず感謝です足が棒になるくらい重いザック背負って
山行よく頑張りました。

アルプスへの登山体力を付けるため普段から継続している
以前は近くの堤防をスロージョギングしていたが
2020年2月からもっと負荷をかけるために
早朝登山(双石山)を始めて現在520回を達成した、継続していると皆が応援してくれる。

500回達成の朝は山仲間が同伴し盛大にお祝いしてくれ励みになった。
家族の応援、また孫達からもLINEで祝メ-ルがあり途中でいよいよ挫折出来なくなった。
来年に備えて
最近ザックの重量も約10キロに増やし更に負荷をかけて登っている(高低差300m、約2.5~3時間)
とくに大岩展望所でのロ-プ訓練はザックの重さがもろに伝わる。
自宅から車で約25分と近場、いい自然のトレ-ニング場となっている。
早朝登山仲間のKさんの存在も大きい、いつも私よりさらに早く登っていて頭が下がる。

アルプス遠征復活の為、週に1回の双石木曜会は会を立ち上げてから9年近くなる現在メンバ-は約50人
毎週木曜日に双石山系のいろんなル-トを20~30人で登っている。
登山ル-トが変化に富み多いので飽きが来ないし
仲間からも元気を戴いている。

今回のアルプス遠征ではいろいろ反省点も多い
全員事故無く無事帰れて良かったが
①すべての山小屋では高山病で食欲無く困った、まったく身体が受け付けなかった
 無理にご飯をお茶漬けで流し込んだが高山病対策が今ひとつでした。

②体重71キロの減量が出来なかったが、せめて65キロまで持って行きたい。

③ザックの重さも今後の課題反省点です無駄なもの、もっと節約出来るものは無かったか?

来年は82歳になる又アルプスに挑戦したい
登山人生まだまだくたばるわけにはいかない。

燕山荘出発あと間もなくヒュッテ西岳、槍ヶ岳へのル-ト遠く槍ヶ岳が見えます。


双石木曜会のル-トを歩く

双石早朝訓練の途中(尾根コ-スロ-プヶ所にて)

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