もくようヒマラヤ隊通信

平成30年11月5日(月)Yahoo!ボックスに五回目の通信が入る
写真の説明
一枚目 左の山はカンテガ、右はタムセルク。N隊長は食欲不振が続き疲れている。
二枚目 チュクンへ高度順応(標高4750m)に来た。昼食の注文を取っている。
三枚目 N隊長がレスキューヘリに乗り込む。

日記
11月1日
予定道理ディンボチェに到着。食欲不振の続くN隊長は努力して食べるも嘔吐してしまう。
11月2日
N隊長と立花は隣村のペリチェの病院に行く。他の隊員は高度順応の為、東隊員が立花に変わりに案内係として近くの丘(標高4700m)に登る。
11月3日
N隊長の体調回復を願いディンボチェに一日延泊する。他の隊員はチュクンへ高度順応に行く。標高4400mのディンボチェに三連泊し高度順応を繰り返したため、隊員の体調は万全。全隊員、血中酸素濃度は80%を上回っている。この数値は同日来たマレーシアの青年達の数値が60~70%だったことからみても驚異的に高い数値である。
11月4日
N隊長は一週間にわたる食欲不振で力が出ず、今後のトレッキングを断念。下山も困難なため、レスキューヘリにより立花と共に首都カトマンズへ戻る。その後病院に向かい点滴を受け元気を取り戻し、現在は検査のため入院している。容体については「食事さえ取れていれば」と悔しがるほど元気が良い。夜、現地ガイドのペンバからメールで連絡が来る。上へ向かった本隊(案内係のH、T、T、S、S隊員の5名を以降、本隊と書く)は無事に標高4900mのロブチェに到着した。

立花談
予備日を使った為、登山計画が一日ずれました。本日5日の行程は計画書では4日の内容になります。したがって明日6日早朝から目的地カラパタール登頂を目指します。本隊の皆さん後一日です。頑張って下さい。宮崎の仲間の皆様も「登頂成功」をお祈りしてください。連絡が入り次第、S事務局長にお知らせします。

※立花さんより無事に泊地に到着したとの電話がいる(5日午後8時前)

もくようヒマラヤ隊通信(遠征11日目)

※11月5日(月)行動予定⇒11月6日(火)の行動予定に変更

遠征11日目・トレッキング9日目
4時起床、5時出発です。寒く辛い起床です。何人かの隊員は体調もすぐれない
ことでしょう。しかし、登頂後「ここ
を下がれば体調は劇的に回復する」ことを信じて頑張りましょう。ヘッドランプをつけゆっくりゅっく
りカラ・パタールヘ登ります。ゴラクシェツプの標高は5170m 。目指す頂上は5550m
。高低差は400m です。最初は比較的綴い登りから始まり、途中からつづ
ら坂、最後は1 ~2m ほどの岩の重なりで、岩に手をそえて登る急登です。
3時間
ほどで登頂です。全員記念写真を撮ったらとつとと下山します。
絶景は撮つた写真で後からお楽しみください。安全第一です。その日の
うちに泊地のロブチエ(標高4910m)までー気に下ります。下りも5時間以上の歩行ですが
頑張つてください。泊地で寝袋に人つた時、最初に泊まった時に感じた空気の薄さは感じません。
きっと「あーつ、なんて暖かく空気の濃いとこ
ろなんだ」と思うことでしょう。
※カラ・パタール頂上はシェルパたちにとっても聖地。神聖な場所です。皆でタルチヨをか
ざり、登頂を感謝しよう。